目次
第1章 歯科臨床における精神医学
第2章 精神医学の概要
1)精神疾患もしくは精神障害の定義 2)精神障害の分類
3)人口統計学 4)精神医学の資源
セクションB:精神科の各種症候群
第3章 精神障害
Ⅰ.神経症 病的不安
Ⅱ.人格障害
Ⅲ.精神病
1)機能性精神病 2)器質性症候群
第4章 嗜好とHIV感染
1)アルコールの乱用 2)薬物の誤用 3)HIVとAIDS
セクションC:身体的病訴と精神医学
第5章 精神障害の顎顔面の発現
顎顔面病態
第6章 歯科治療恐怖症
1)分類 2)治療
第7章 顔面痛
1)分類 2)慢性疼痛
第8章 顔面変形
1)最小変形 2)歯の外見 3)顎矯正外科 4)後天的顔面の歪み
セクションD:精神医学での治療
第9章 身体療法
1)精神科で用いられる薬物
2)電気ショック療法
3)精神外科
第10 章 心理学的療法
1)精神療法
2)行動療法
3)その他の精神療法
第11 章 社会療法
1)リハビリテーション
2)作業療法
3)プライマリーケアにおける精神医学
4)地域ケアの失敗
内容説明
上製本
◎いわゆる“困った患者さん”への精神医学的アプローチ。
◎本書は、精神医学と歯科学とを明確に関連づけ、特に歯科に関係した患者の精神状態について詳述。
<本書の特長>
齲蝕や歯周病の発症に対して、患者さんの口腔内は物理的条件だけでなく、精神的、社会的な因子も影響を及ぼしていることを、歯科医は認識する必要が生じてきている。同様に総義歯に対する患者さんの不満、顔面痛や顎関節症は純粋に機械的な問題であると長い間みなされてきた。本書は、精神医学と歯科学とを明確に関連付け、特に歯科に関連した患者の精神状態について、精神科医と歯科医(補綴科)によって詳細に解説している。