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編集長のブログ112 新型コロナウイルスはどこまで怖いか

新型コロナウイルスの影響で各地で式典・催事等が中止され、また観光地などには人が集まらず、経済の停滞のみならず一般市民の日常生活にも大きな支障を生じています。今月2日からは小中高校の多くが休校となり、行く場所のない子供たちがどう過ごせばよいのかも問題になっています。

そもそも致死率や感染力を考慮すると、ここまで厳戒態勢を取る必要があるのかという疑問は残ります。私の周りに感染者や感染者のそのまた知り合いもいないため、今一つ緊迫感がないところがありましたが、つい先日、地方にある弊社スタッフの実家から徒歩圏内で新型肺炎の患者が発生しました。実家の高齢の母親が電話で「風がこちらに吹いてきてしまった…」と嘆いたそうですが、スタッフも「これではお彼岸のお墓参りにも帰れない」ということです。今更ながらに新型コロナが身近に迫っていることを思い知らされました。

新型コロナウイルスによる社会全体の混乱について、弊社刊『易しく優しい密着総義歯の作り方』『ジャンピングプレートを用いた咬合誘導』の著者である大牟田市開業・大坪建夫先生は、冷静に分析されて、ファックスで私にご意見を寄せてくださいました。大坪先生はウイルスというものの性質から、行政側の取ったさまざまな対応に疑問を持たれています。
そして、新型コロナウイルスの感染を防ぐためには、大坪先生考案のミラクルマウスピース(MMP)が有効であるとも述べられています。


(『季刊歯科医療』2019年秋号掲載の大坪論文より「MMP」)

大坪先生は、MMPを使用すれば睡眠中も口呼吸ではなく鼻呼吸となるので、口腔内は唾液が保たれウイルスを寄せ付けないというお考えです。恩師の高木友三先生の教えを受け継ぎ、口呼吸から鼻呼吸に変えれば、疾病の多くが防げるという大坪先生らしい論理です。
このMMPは睡眠時無呼吸症候群にも有効なので、もしお悩みの方は編集部までご相談ください。

かつて東日本大震災の福島原発爆発による被害を受けた飯舘村の畜産・酪農家の方が「放射能という目に見えない悪魔が…」と語っていましたが、今回もウイルスという目に見えない敵が相手です。
見えないが故に不安が増幅するのはやむを得ませんが、飛び交う情報に振り回されることなく、冷静な状況判断のもと「正しく怖れる」ことが大切ではないでしょうか。

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