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編集長のブログ⑳ “一般社団法人日本歯科医学会連合”が設立

 一般社団法人日本歯科医学会連合(理事長:住友雅人)が平成2841付けで設立されました。この件ついて427日(水)、歯科医師会館で記者会見がありました。

 同連合の基本方針は、「本連合は、歯科医学を振興することによって歯科医療の向上、ならびに国民および人類の福祉に貢献することを設立趣旨とする。世界に先駆け、超高齢社会に突入したわが国において、医療ニーズの多様化、高度化などの社会的要請を受けて、本連合は、歯科医学・歯科医療をより一層推進し、情報発信していくことが求められている。そのための学術的根拠の確立や歯科医療技術の革新、国際連携の推進などを実施していく。また本連合は、会員学会、日本歯科医学会、日本歯科医師会などとの密なる連携を図り、歯科界全体が一体となって、国民の健康と福祉の向上に寄与していく。」としています。

 同連合が設立されたことによって特に注目されることは、厚生労働科学研究、日本医療研究開発機構等を活用した公募研究を実施すること、歯科医学に係る学術団体の立場から日本医療安全調査機構に参画するとともに、医療事故調査制度等への支援を通じて医療の安全に寄与することができるようになります。

 歯科界においてこれまで日本歯科医学会が対外的に対応する組織がなかったため、一般社団法人化が悲願でした。そこで日歯役員との打ち合わせ(日本歯科医師会・日本歯科医学会役員連絡協議会)を平成14年3月25日からスタートさせ、学会関係や日歯関係との打ち合わせ(10回開催)を繰り返し行ってきました。新法人移行に関する日歯・学会の打ち合わせを含めて平成23年8月17日から計8回開催、この間日歯会長は4人が代わっています。

 今後、日本医療研究開発機構等の活用や、医療事故調査制度等への支援を通じて医療の安全に寄与することができるようになります。このことは、歯科界にとって大変有意義なことであり、期待したいと思います。

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