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編集長のプログ⑨ 診療報酬改定の最新情報

山科透 日歯会会長 昨日(1月28日)、日歯会の今年初めての定例記者会見がありました。

 山科透会長は挨拶で、「一昨日(26日)、新執行部の理事者候補リストが提出された。3月の代議員会で承認の手続きが行われるが、連携した会務のバトンを、次の執行部に橋渡ししたい。3月を目途に取りまとめを行うが、事業の継続性が大切だ」と述べられました。山科先生は先の会長選挙で惜しくも破れましたが、後任の堀憲郎先生に今後の会の発展を託したいという、強い意志を感じました。

 

 遠藤秀樹 日歯会常務理事続いて、現在診療報酬改定の真っただ中ですが、財源の厳しい中で改定率0.61%は決まり、詳細について遠藤秀樹常務理事が診療報酬改定の進捗状況を説明されました。

 項目の貼り付けでまだ点数が入っていませんが、個別改定項目(案)について「地域包括ケアシステム推進のための取組の強化の中で、かかりつけ歯科医機能の評価の基準が示され、強化型歯科診療所の施設基準、在宅患者口腔リハビリテーション指導管理料の加算が新設された」、「周術期口腔機能管理等の医科歯科連携の推進の見直し、在宅医療専門の医療機関に関する評価の新設がある」などの説明があ  りました。

 この改定に関しては、来月10日ごろまでに中医協から答申が出される予定です。また、新情報がありましたら、本ブログでお知らせします。

 

竹内千恵 日歯会常務理事 また、高齢化が進む韓国からも、日本を目標に視察を含めて勉強したいとの要望が日歯会にあり、訪問診療等について意見交換などをしたとのことです(竹内千恵常務理事が担当)。

 韓国の歯科医療状況は日本と少し異なり、在宅歯科医療についても日本は旧来より往診システムがあったので比較的スムーズですが、韓国ではそういったシステムがないため、日本のようには進まないようです。 治療は必ず医療機関で行うため、医師が在駐する特養などの施設でも、診療は大学病院などで受けなければなりません。1月20日、韓国の歯科医師会副会長や国会議員ら8人が来日し、翌日、日本歯科大学の口腔リハビリテーションセンター(多摩)を視察されました。

 韓国は、近くて遠い国ではなく、近くて近い隣国。殊に医療には国境はありません。互いに協力して、両国民のために歯科医療の質を高めていければ幸いなので、日歯会の活動を応援したいです。

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