目次
1.支台築造の変遷と現在の問題点
1)ポストクラウン、バンドクラウン普及時代における支台築造
2)鋳造冠、前装冠普及と歯内療法進歩の時代における支台築造
3)ポスト・コアーによる支台築造の増加とそれに伴う問題点
4)能率化、省力化の傾向と現在の問題点
2.臨床医からみた現状の問題点
1)クラウン脱落の原因 2)歯肉、歯質の変色原因
第2章 脱落、歯根破折を生じさせる要因
1.歯質の条件
2.ポスト・コアーを装着した歯内部の理工学的挙動
1)ポスト維持力の新しい分類 2)象牙質のアンダーカットを利用する
3)象牙質の弾性回復力による維持力 4)アンダーカットのないポストの維持力
5)ポストの楔効果と歯根破折 6)合着材の物性とポストの維持力
7)ポストの形状、材質と維持力 8)ポストの摩擦力と維持力
3.ポスト・コアーの適合性と合着セメントの役割
1)ポストの適合性と脱落または歯根破折への影響
2)合着セメントの要件と維持力または歯根破折への影響
3)接着性レジンセメントの象牙質およびポストへの接着性
4)撤去の可能性を考慮したポスト・コアーは存在するか
第3章 コアーおよびポストに必要な材料学的性質
1.コアーの種類と理工学的性質
[ポスト・コアーに求められる性質] [コアー材料としてのアマルガム]
[各種コアー材料の降伏強さによる比較] [コアー用レジンの物性試験】
2.ポストの種類と理工学的性質
築造用既製ポストの硬さ
[黄銅-金メッキ系ポスト] [チタン系ポスト]
[ステンレス系ポスト] [ニッケルクロム系ポスト]
[コバルトクロム系ポスト] [ポストの表面硬度】
[鋳造ポストの硬さ]
築造用既製ポストの曲げ強さ
[黄銅-金メッキ系ポスト] [ステンレス系ポスト]
[チタン系ポスト] [ニッケルクロム系ポスト]
[ポストのテーパーと強さ] [セメントの流出溝]
[ポストの太さと強さ] [ポストの表面処理]
[鋳造用金属の曲げ試験]
ポスト各製品に関するコメント
3.コアー材料に必要な辺縁封鎖性と持続性
第4章 脱落、歯根破折を防止し、耐久性のあるポスト・コアーを作るために
1.支台築造に際して必要な診査、診断
1)支台歯の状態 2)歯周組織の状態
3)咬合-咬合力負荷の程度、その方向 4)患者の年齢
2.ポスト・コアーの種類と適応症の選択
1)ポストおよびコアーとも鋳造金属により一体で製作するもの
2)ポストおよびコアーが鋳造金属で分割製作するもの
3)既製金属ポストと鋳造金属コアーの併用により一体で製作するもの
4)既製金属ポストと鋳造金属コアーの併用により分割製作するもの
5)既製金属ポストとアマルガムコアーの併用によるもの
6)既製金属ポストとコンポジットレジンコアーの併用によるもの
7)ポストおよびコアーとも既製金属でシステム化した術式によるもの
3.ポスト・コアーの正しい歯質形成
1)歯冠部歯質の形態 2)基底部の形態 3)合釘孔の形態
4.ポスト・コアーの印象
1)ラバー系印象材によるポスト孔の印象
2)プラスチックピンを用いたポスト孔の印象
3)寒天-アルジネート連合印象を用いたポスト孔の印象
第5章 種々のポスト・コアーの方法
1.鋳造ポスト・コアー
1)精密印象による間接法 2)プラスチックポストを使用する方法
2.分割鋳造ポスト・コアー
3.既製ポスト・鋳造コアー併用法
4.既製ポスト・鋳造コアー分割併用法
5.既製ポスト・アマルガムコア一併用法
〔練成材コアーと併用する既製ポスト〕
1)セメント合着タイプの既製金属ポスト 2)ネジ式既製金属ポスト
6.既製ポスト・コンポジットレジンコア一併用法
7.システム既製ポスト・コアー
1)パラポストシステムP-40 2)キュラーアンカーシステム
3)ラディックスアンカーシステム 4)ラディックスアンカーコンパクト
5)パラレルポストシステム
〔付〕ピンを応用した支台築造
第6章 症例
1.ポスト・コアーの脱落(症例1~5)
2.分割ポスト・コアー(症例6~10)
3.ポスト・コアーの破折(症例11~12)
4.鋳接ポスト(症例13~16)
5.歯根破折(症例17~31)
6.レジン築造の失敗(症例32~35)
7.アマルガムピンコアー(症例36)
8.ポスト・コアー唇舌的傾斜角度の失敗(症例37)
9.コアー用材料と歯肉、歯質の変色(症例38~43)
10.漂白(症例44~46)
11.ポスト・コアーを作製しなかった場合(症例47)
12.矯正的挺出(症例48)
13.ポスト・プレバレーション時の偶発事故(症例49~50)
〔付〕ポスト・プレバレーションの術式
内容説明
函入り上製本
支台築造の決定版!
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