歯科における安全で確実な局所麻酔
無痛治療の実践的テクニック
安全で確実な局所麻酔を行うために。歯科臨床医必携!
著者 | 一戸 達也
(東京歯科大学教授) 編 |
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ジャンル | 書籍 > 歯科麻酔/口腔外科 |
出版年月日 | 2013/04/05 |
ISBN | 9784924858619 |
判型・ページ数 | A4変・168ページ |
定価 | 本体8,000円+税 |
在庫 | 在庫あり |
目次
1.局所麻酔のための解剖学
1)顎骨の構造
2)口腔粘膜
3)浸潤麻酔のために理解したい歯周組織の構造
4)知覚神経の走行
2.局所麻酔薬の薬理
1)脂溶性の3級アミンと水溶性の4級アミン
2)局所麻酔薬はどこに効くのか?
3)十分な局所麻酔効果を得るために知っておくとよいこと
4)投与された局所麻酔薬はどのような運命をたどるのか?
5)局所麻酔薬は局所麻酔作用以外にどのような作用(悪影響)があるのか?
6)それぞれの局所麻酔薬の特徴を知っておこう
3.血管収縮薬の薬理
1)何のために血管収縮薬を添加するのか?
2)アドレナリンについて知っておくとよいこと
3)フェリプレシンについて知っておくとよいこと
4)アドレナリンと患者の常用薬との薬物相互作用で特に重要なもの
5)原則禁忌とは何か?
4.表面麻酔薬製剤
1)表面麻酔とは
2)種類
5.歯科用注射用局所麻酔薬
1)歯科用注射用局所麻酔薬の特徴
2)種類
3)局所麻酔薬カートリッジ
6.注射用器具
1)カートリッジ用注射器
2)特殊な注射器および器材
3)注射針
第2章 臨床編
1.表面麻酔
1)表面麻酔の適応
2)リドカインテープ
2.浸潤麻酔
1)浸潤麻酔の分類
2)歯科用局所麻酔薬カートリッジ
3.伝達麻酔
1)伝達麻酔とは
2)より良い効果を得るために
3)確実な下顎孔伝達麻酔のために
4.特殊な麻酔法
1)歯根膜内麻酔
2)歯髄腔内麻酔
3)電動注射器
4)針なし注射器
5)注射用補助器具
5.局所麻酔の合併症
1)刺入部潰瘍
2)咬傷
3) 開口障害
4)内出血
5)感染
6)遷延性知覚障害
7)キューンの貧血帯
8)局所麻酔アレルギー
9)局所麻酔薬中毒
10)メトヘモグロビン血症
第3章 応用編
1.下顎大臼歯部の抜髄
1)抜髄の適応症
2)下顎大臼歯部の抜髄処置
2.局所麻酔下における支台歯形成
1)支台歯形成の補綴学的要件
2)支台歯形成面と歯髄との位置的関係
3)歯髄の生物学的特徴
4)支台歯形成時の局所麻酔
3. 下顎前歯部の歯周外科手術
1)歯周病の治療と痛み
2)局所麻酔を行うための基本知識
3)下顎前歯部のフラップ手術における麻酔
4)その他のポイント 5)麻酔後の不快症状
4.下顎大臼歯の抜歯
1)下顎大臼歯部への局所麻酔の併発症
2)下顎大臼歯部の形態と神経支配
3)下顎大臼歯部への局所麻酔
4)局所麻酔が十分に効かないときの注意点
5)歯根膜注射法の利点と弊害
5.インプラント手術における局所麻酔
1)インプラント手術の特殊性
2)麻酔法の選択
3)麻酔法の実際
6.小児歯科領域における臨床的注意点と臨床解剖学的注意点
1)小児の歯科診療における局所麻酔の応用
2)小児の歯科診療における局所麻酔応用時の注意点
7.循環器疾患患者に対する局所麻酔
1)循環器疾患患者に対するモニタリング
2)抗血栓薬を継続している患者への伝達麻酔は可能か?
8.糖尿病患者に対する局所麻酔
1)糖尿病の概要
2)糖尿病合併症
3)アドレナリンとの相互作用
4)歯科治療時の注意点
9.「麻酔アレルギー」と言われたときは?
1)局所麻酔薬による異常反応
2)まずは徹底的な病歴聴取を
3)薬物アレルギーの検査法
4)歯科用局所麻酔薬の添加物によるアレルギー
5)局所麻酔施行後に異常反応が出た場合
10.どうしても麻酔が効かないときは?
1)患者側の局所的原因
2)患者側の全身的原因
3)術者側の原因
内容説明
局所麻酔で悩んでいる先生方に 朗報!!
★最新の情報が、この一冊に集結!
<執筆者一覧>
阿部伸一、一戸達也、久保周平、後藤隆志、齋藤 淳、櫻井 学、塩崎恵子、関根秀志、髙野正行、古澤成博、松浦信幸、松木由起子、間宮秀樹、山下秀一郎 (五十音順)
<本書の特長>
・基礎から臨床上のコツとポイントまでをわかりやすく解説!
・最新の知見とベテラン歯科医師の経験を盛り込んだ局所麻酔の実践書