目次
はじめに―インフォームドコンセント
Chapter1 抜歯窩の創傷治癒
1)抜歯直後
2)抜歯後1週間
3)抜歯後2週間
4)抜歯後4~8週間
5)創傷治癒に悪影響を与える因子
Chapter2 術前診断と計画
1)顎骨の構造
2)診断
Chapter3 ソケットプリザベーションで使用する器具
1)ハンドピース
(1)ストレートタイプ(2)45 度コントラハンドピース(3)90 度コントラハンドピース
2)超音波骨切削器具
3)バー
(1)技工用スチールバー(2)タングステンカーバイドバー(3)ゼクリアバー
4)ヘーベル
5)ソケットプリザベーション用ヘーベル
6)ペリオトーム
7)剥離子
8)ルートチップ
9)鉤
(1)口唇鉤(2)筋鉤(3)上顎用鈍鉤
10)吸引管
11)ライト
Chapter4 骨形成のメカニズム
1)骨再生の活性化
2)骨再生・増大のメカニズム
3)移植材料とその特性
(1)自家骨(2)同種骨 3)異種骨
(4)人工骨(代用骨)
①非吸収性ハイドロキシアパタイト②吸収性ハイドロキシアパタイト③β-リン酸三カルシウム(β-TCP)
(5)組織保護材
Chapter5 抜歯前処置
1)抜歯前準備
(1)歯周管理(2)術前投与
2)意図的挺出
3)歯面削合と粘膜被覆化
Chapter6 ソケットプリザベーションを考慮した抜歯
1)手技に関する要点
(1)ヘーベルの使用は極力避ける
(2)鉗子を中心に使用するが、頬舌方向の揺さぶりは最小限とする
(3)歯冠分割・歯根分割を多用する
(4)残根抜去時のガイドグルーブを歯質に形成する
(5)骨膜?離は極力避ける
2)上顎前歯の分割抜歯
3)2根歯(上顎小臼歯・下顎大臼歯)の分割抜歯
4)3根歯(上顎大臼歯など)の分割抜歯
5)その他(下顎埋伏智歯)の抜歯
まとめ
Chapter7 ソケットプリザベーションにおける抜歯窩の処理
1)抜歯後処置
(1)掻把(2)洗浄(3)徒手的整復(4)縫合
2)抜歯後からインプラント埋入までの時期による分類
(1)待時埋入(2)早期埋入(3)抜歯即時埋入
3)完全閉鎖創
4)準閉鎖創
5)開放創
6)抜歯窩には何を填塞するか?
まとめ
コラム1:BP(ビスフォスフォネート)系製剤と顎骨壊死
コラム2:抗凝固療法施行患者に対する抜歯について
─ワルファリンを止めるべきか、止めないべきか─
内容説明
歯槽堤を温存する愛護的抜歯はインプラント治療に必須!
歯を”抜く”のではなく、周りの組織を傷めずに歯を”取り出す”